晩秋のお楽しみ、この赤と黄色。 今年はちょっと「引き」で。
クサギはクマツヅラ科で、コクサギはミカン科。ちょっと縁遠い。 通り慣れた山道の、いつもは車を止めることもないところですが、 たまに止めてみると、新しい発見があるもんですな。 来年は花も見逃さずに。
今年は、この花も見ることができました。 あとは、白い綿毛を待つばかり。
いや、まぁ、別にそんな山のほうへ出かけなくても、 勝手に生えてきたのが1本、うちの仕事場にもあるのですが。
クヌギの梢から流れ落ちる花の滝に圧倒されました。
私の持っている金槌の柄は、ウシコロシという木。 金槌の柄としては最高級だと道具屋のオヤジは話していました。 その「ウシコロシ」が、この木の別名と、今、知りました。 その名前から、どんなおどろおどろしい木かと思っていましたが、 こんなにかわいい花を咲かせています。
大きな木の小さな花。
霧に包まれ、時ならぬ寒さに震えた高縄山も 立岩川の土手から振り返れば、いつしか青空の下です。
夏は来ぬ。