皿ヶ嶺では馴染みのこの花も、 他の場所で出会うと、また違った味わいがあります。
スミレの類は難しい。 スミレと聞いただけで、戦意喪失敵前逃亡の私ですが、 この特徴的な葉を持つスミレは限られていて、 これはまちがいなくエイザンスミレでしょう。
野草に興味がなければ、 「紫の花の雑草」くらいしにか思わないかもしれません。 私もそうでした。 地面にへばりつくように咲くことから名付けられた 「地獄の釜の蓋」という別名は、言い得てまた妙。
ええお天気やねぇ〜。
通い慣れた登山道。 登り始めて間もなく、優しく迎えてくれた ハルトラノオの花です。
本日は、ヒロウコンパイにつき、コメントなし。 そういう日もあり。
心待ちにしていたこの花。 今年は、その名に反して、にぎやかに咲くたくさんのヒトリシズカを 見ることができました。
ちょっと不気味、それでいてどこかユーモラス。 木の間越しに下界を見下ろす凸凹カルテットです。
今日は快晴微風、まさに絶好の植物観賞日和。 「週末に撮った写真を、一週間かけて小出しにしていく」 というのが、当ブログの基本スタイルですので、 こういう日は、ネタの確保に奔走です。 というわけで、今日の収穫から、登山道脇に咲く、小さな花です。
野草初心者にはなかなか手強いネコノメソウの類。 時に、同定で苦労させられることもあります。 まずは無難なところで、ヤマネコノメソウを。 ネコノメソウという名前の由来は、果実が割れるまでわかりません。
この花も以前から名前を知っていた数少ない花の一つ。 昔、バードウォッチングでよく通った山道の真ん中に咲いていて、 気になったので調べました。 あの頃は、 「行く先々の野山の花の名前と生態が全部分かったら、楽しいだろうなぁ」 などと思ったものです。 「日暮れて途(みち)遠し」とはいえ、少しは近づきつつあるでしょうか。
農地や空き地に生い茂って 「雑草」とか「害草」と呼ばれる嫌われ者の植物も よく見るとなかなかいい表情をしています。 名前もどこかかわいい、スズメノテッポウの開花です。
春の花で賑わう山。 もしデジカメでなければ、たぶんフィルムが何本あっても足りません。 今日は、咲き始めたばかりのサイコクサバノオを。
また田畑がピンクに染まる季節がやってきました。 レンゲ畑も、全国的には姿を消しつつあると聞きますが、 こちらのほうでは、まだいくらでも見ることができます。
なんせ野草観察はまだまだ初心者ですから、 いつも何かしら新鮮な出会いがあります。 たまたま通りかかった、野草に詳しいかたに 名前と大変希少な種であることを教えていただきました。
昨日、一昨日と我慢していましたが、今日は言いましょう、「暑い」。 下界では、桜が我が世の春を謳歌していますが、 いやいやどうして、お山の小さな花たちも爛漫の春であります。
この花、去年初めてみつけた時は、 終わりかけの僅か数株を見られただけでしたが、 今年は、場所も時期も良かったのか、 もう踏まずに歩くのに苦労するほどです。
この花が咲くのは、もう少し先と思っていたのですが、 私の勘違いか、今年は早いのか、 仕事場近くの小山でみつけた青い花です。
図鑑を見ると、どこにでもあるように書かれていますが、 私にはなかなか縁がなくて、まだ見ぬ花でした。 たまたま車で通りかかったこの場所で、やっと会えました。
昨日と同じ場所。 カキドオシに負けてはならじと、ムラサキケマンも咲き始めました。
仕事場からほど近い小山。 その中腹の北東向きの斜面、うち捨てられたような果樹園に 今年もカキドオシが咲き始めました。 やがてここは、この花をはじめとする小さな花々で埋め尽くされます。
この花も、寒いうちから私の目を楽しませてくれました。 日当たりのよい道端で、 太陽からの春のメッセージを受信する青いパラボラアンテナです。
野草初心者の私ですが、このホトケノザだけは、 比較的前から名前を知っていました。 仕事場の周りにもたくさん生えていたので、 さすがに気になって図鑑で調べたことがあって、 「葉の形を仏の台座に見立てた」というその名前の由来に 「なるほど」と妙に納得しましたから、 忘れっぽい私でも、印象に残っていたのでしょう。 厳寒の頃からその愛らしい姿を見せてくれるのは、嬉しいものです。
50回目の春を迎え、「何か新しいことを」とブログを始めました。
まずは名刺代わりに、山に春を告げるユキワリイチゲを。